都城市・三股町 花粉症でお困りの方vol.15|2016/04/29
今回は、花粉症についてお話しています。今日は油のお話の続きです。
「リノール酸」
リノール酸はオメガ6と呼ばれ、べにばな油やコーン油、ごま油などの植物油のことを指します。
植物性の油なので、バターやラードなど動物性の油よりも身体によいと言われ、ここ40年でリノール酸の消費量は約3倍に増えています。
しかしながら、検査技術が進むにつれてリノール酸は脳梗塞や心筋梗塞など血管系の病気のリスクを高めることがわかってきました。
リノール酸は体内で「アラキドン酸」という成分に変わるのですが、このアラキドン酸が血液を凝集させる作用があります。
けがをした時に血液が凝集しなければ血が止まらないように、元々身体に必要な成分ではあるのですが、現代人は過剰摂取になっています。
リノール酸の過剰摂取は、血液をドロドロにして心筋梗塞や脳梗塞を招くだけではなく、癌を促進する作用もあります。
また、アラキドン酸は、身体の中で、「ロイコトリエン」という物質を生成します。
ロイコトリエンはかゆみなどの炎症反応を引き起こす物質で、かゆみを引き起こす物質として有名な「ヒスタミン」の1000倍も強いと言われています。
スーパーやコンビニなどの惣菜コーナーで売られているチキンやコロッケなどの揚げ物は、べにばな油やコーン油などで揚げられたものが多いです。
揚げ物などで「ヒスタミン」の1000倍もの炎症作用があるリノール酸を大量に摂取していたら、どんな治療をしても治りません。
花粉症などのアレルギー体質を改善する上で、悪い油を制限することは大切なことです。
基本的に、スーパーなどで売られている透明なプラスチック容器に入っている油は身体に悪いと思ってください。
こう考えると、油そのものを摂ってはいけないように思うかもしれませんが、脳の60%は脂質で出来ているほか、細胞膜なども脂質の重要性が大きく油は人間の身体にとって欠かすことのできない栄養素です。
花粉症・アレルギー性鼻炎でお困りの方はおざき針灸整骨院までご連絡下さい。
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